2007年2月20日

院内学級で第2回目の遠隔交流授業が行われました

2007年(平成19年)2月20日(火)に、昨年に続き今回第2回目となる広島市立安佐市民病院 院内学級と、院内学級の本校である広島市立可部南小学校間で、IPv6ネットワークを活用した遠隔交流授業が行われました。

システムは昨年と同様で、それぞれの拠点にDVカメラとPCを持ち込み、DVカメラで撮影した映像と音声をパソコンでIPv6にデータ変換を行い、IPv6ネットワークを通じて双方向でやり取りを行ないました。

院内学級側は少人数でスペース等の問題もあり、できるだけコンパクトなシステムにする必要があるため、PCの画面に可部南小学校の映像を出力しました。音声についてもPC内蔵のスピーカーから出力しました。

可部南小学校側は通常の教室で多数の児童が参加するため、院内学級の映像をPCに接続したプロジェクターから出力しました。音声についてはPCに接続した 教室備え付けのスピーカーから出力しました。また自画像(教室内の様子)につきましても、DVカメラに接続したもう1つのプロジェクターから出力しまし た。

前回の遠隔交流授業では、院内学級の児童が病院内の様子を調べた内容を可部南小学校の児童に発表する、という内容で授業が行なわれました。今回はお返しと して逆に、可部南小学校の児童が自分達で学習した事柄を院内学級の児童に発表する、という内容で授業が行なわれました。発表の項目ごとにクイズが取り入れ られました。

授業の後半では、院内学級側から院内学級の児童が作成した切り絵の作品紹介が行なわれました。テレビ以上の画質で大きなスクリーンに映し出された、様々な題材を基にとても繊細に作られた作品を見て、可部南小学校の児童からは”すごい!”といった声がたくさん聞かれました。

授業の最後には、院内学級と可部南小学校の児童が同時にリコーダーで演奏を行ないました。

今回の遠隔交流授業は参観日も兼ねており、IPv6ネットワークを活用した遠隔交流授業を多くの人々にアピールすることができました。授業に参加した児童、教員、保護者からも授業の有用性に良い評価を頂くことができました。